「みやざき鰻」のこだわり

宮崎県の沿岸には、ニホンウナギの稚魚であるシラスウナギが黒潮にのって来遊し河川を遡上するため、シラスウナギの採捕漁業が行われます。天然種苗が地元で採捕されることに加え、宮崎県は温暖な気候と豊富な地下水を有することから、県中部の旧佐土原町及び新富町を中心にウナギ養殖が発展しました。現在では全国第3位の生産量となっています。



また、宮崎産養殖ウナギの認知度を高めるため、宮崎の「さかなビジネス拡大協議会」により宮崎県水産物ブランド品認証第10号として「宮崎うなぎ」が認定されました。「宮崎うなぎ」は、薄い皮とふっくらとした身が特徴で、焼き上げると外はパリっと中はふっくらとした食感になります。



うなぎ生産量最新データ

出典:「漁業・養殖業生産統計」(農林水産省)

ごあいさつ

「うなぎ」を日本人が食し始めたのは縄文時代と言われております。「うなぎ」は、我が国の伝統的食文化の代表的な食材であり、免疫力を高めるビタミンを豊富に含んでいることから、特に、夏バテ防止として江戸時代より広く食されています。
宮崎県養鰻漁業協同組合は、この日本人に愛される食材である「うなぎ」を安心・安全に消費者の皆さまへ提供するという社会的使命のもと、組合員の持続的養鰻経営を図るため2009年12月に設立しました。当組合は、16の組合員により構成され、年間約1,400トンの池揚げをしています。
県内16の養殖場では、ミネラル豊富で滾々と湧き出る地下水と、自然豊かな温暖な気候が醸す最高の生育環境の中で国産鰻(にほんうなぎ)のみを飼育し、出荷時には、厳しい残留医薬品検査を行うなど、安全・安心なうなぎを供給するために徹底した品質管理に取り組んでいます。
また、加工品は、徹底した衛生管理下に置かれた当組合員の加工場で生きたまま割かれ、熟練した職人の手により秘伝の「たれ」で丁寧に焼かれ、全国に出荷しています。出荷の際は、トレーサビリティにより、生産から加工までその履歴を明確にしています。
近年、うなぎ資源は減少傾向にあることから、当組合では、日本養鰻漁業協同組合連合会の構成員としてうなぎ資源を守り、日本の食文化を守るため、うなぎ標識放流事業を実施するなど資源回復にも積極的に取り組んでいます。
宮崎県養鰻漁業協同組合では組合員一丸となって、世界一の品質を誇る正真正銘の国産うなぎの生産に取り組み、安全・安心な美味しい「うなぎ」を、自信を持って皆様にお届けいたします。

宮崎県養鰻漁業協同組合 代表理事組合長 岩切 庄一

連絡先

所在地:〒880-0852 宮崎県宮崎市高洲町26番地

連絡先:TEL.0985-86-8825  FAX.0985-86-6995